P4Usが扱う「生成AI」
生成AIの意味をおさえる
ここまで生成AIの定義に触れておりません。でもこれを見ている方の大半は「何となくChatGPTみたいなアレやんな」と考えていると思います。
基本的にはそれで大丈夫です。生成AIはエラい研究者や開発者が一概に定義したものではなく、主に開発者・利用者がじわじわと使っていった結果浸透した言葉です。
2020年頃の論文を見ると生成モデルを指す場合もあったようですが。
🤖 P4Usが扱う「生成AI」とは何か
P4Usが扱う生成AIの定義(意味の範囲)を簡単に説明します。
まず野村総合研究所の定義を参照しましょう。
生成AI(または生成系AI)とは、「Generative AI:ジェネレーティブAI」とも呼ばれ、さまざまなコンテンツを生成できるAIのことです。従来のAIが決められた行為の自動化が目的であるのに対し、生成AIはデータのパターンや関係を学習し、新しいコンテンツを生成することを目的としています。
参考:野村総合研究所 生成AI
概ねその通りですが、テキストを生成するAIとして、この定義に足りない要点を加えます。
- 自然言語を用いてAIに指示ができる
- 出力された生成物が人間の創作物と遜色ない品質である
この要点を、ChatGPTの利用の全体像と合わせて確認しましょう。
P4Usが想定する生成AIはこのように利用者が入力したプロンプト(映画と劇の違いを3点に要約して)に応じた回答(1. 制作過程と技術:…)を返すために、学習済みモデル(大規模言語モデル;LLM)を活用したサービスです。
よってP4Usでは大規模言語モデル(LLM)を使用したテキスト生成AIサービスをまとめて「生成AI」と呼びます。
🔍 生成AI利用の準備
P4Usはプロンプトを提供しますが利用者の生成AIの利用環境までは準備できません。
以下は代表的な生成AIの一例です。無料で使える生成AIも多いので、まずはアカウントを作成しておきましょう。
- ChatGPT
- OpenAIが開発・提供する生成AI
- Copilot
- Microsoftが開発・提供する生成AI / OpenAIが開発したAIを利用
- Gemini
- Googleが開発・提供する生成AI
- Claude
- Anthropicが開発・提供する生成AI
星の数ほどあり、日々技術・インターフェースが変化し続けているので、全てを比較・説明することはできません。
好きなものを使ってください。おすすめはChatGPTとCopilotです。
ChatGPT
生成AIブームの立役者であり主人公、対話型生成AIサービスです。「いいから登録しとけ」の筆頭。
複数のLLMベンチマークではほぼ負けなしのGPT-4をはじめ、無料でも汎用的かつ高速なGPT-3.5を使用できます。
画面のシンプルさゆえに何を入力していいから分からない人が続出しています。
Copilot
生成AI搭載の検索エンジンです。
GPT-4モデルを使用した検索エンジンを無料で使用できる点、検索エンジン故に回答に出典が明記される点、Edgeブラウザ(今後はWindowsOS?)との連携が極めて便利な点が強みです。
組織内に導入した生成AI
P4UsではChatGPTやCopilotのような既存サービスだけではなく、組織内に独自に導入した生成AIの利用を支援します。
例えばギブリーさんの法人GAI、ユーザーローカルさんのユーザーローカル ChatAI、
またSlackやTeamsに自前で導入するケースもあります。
(参考: 生成AIとツールの連携 )
こうした生成AIは組織内文書を参照できる場合も多いです。
しかし生成AI利用における注意点やプロンプトの考え方は共通しているため、ぜひ組織内に導入した生成AIを利用する際もご参照ください。
画面を並べればなお使いやすいと思います。
「はじめての方へ」は以上です!おつかれさまでした🚀
Last updated 08 2月 2024, 22:45 +0900 .